家づくりをご検討されている皆さんとお話しする際、一番と言っていいほど多く聞かれる質問があります。
それは、「結局、家を建てるのに、お金はいくらかかるんですか?」というご質問です。
このご質問、お気持ちはすごくよく分かります。
住宅展示場に行ったり、インターネットで情報収集をしたりすると、「坪単価〇〇万円〜」といった情報が目に入りますよね。
でも、いざ自分たちの家づくりとなると、それが本当に妥当な金額なのか、他にどんな費用がかかるのか、不安になりますよね。
こんにちは、トミオの家の小山田です、
今回は、そんな皆さんの不安を少しでも和らげるために、家づくりにかかる費用について、トミオの考え方や、知っておくべきポイントを、Q&A形式で分かりやすくお答えしていきます。
Q1. 坪単価だけで比較しても大丈夫?
A. 坪単価だけで判断するのは、とても危険です。
住宅会社のホームページなどでよく見かける「坪単価〇〇万円〜」という表示。
これは、あくまで「建物の本体工事費」を延床面積で割った、目安の金額に過ぎません。
家づくりにかかる費用は、大きく分けて3つの要素で構成されています。
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建物本体工事費: 建物そのものを建てるのにかかる費用。構造材や外壁、屋根、窓、内装、設備などが含まれます。
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標準以外の工事や付帯工事費: 建物本体以外にかかる工事費用。オプション工事、地盤改良工事、外構工事(庭や塀、駐車場など)、給排水・ガス工事、電気の引き込み工事などが含まれます。
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諸費用: 住宅ローンや登記費用、火災保険料、印紙税など、手続きにかかる費用です。
実は、この「坪単価」に含まれているのは「建物本体工事費」だけの場合がほとんどです。
そのため、坪単価が安く見えても、標準以外の工事や付帯工事費や諸費用を足すと、総額で想像以上に高くなってしまうケースが多々あります。
私たちトミオでは、お客様に安心して家づくりを進めていただくために、最初から全て含めた、総額での資金計画を一緒に立てていきます。
お客様の土地の状況やご要望に合わせて、一つひとつ丁寧に費用を洗い出し、ご説明しています。
Q2. 建物本体工事費の内訳を教えて!
A. 建物本体工事費は、お客様の「こだわり」によって大きく変動します。
建物本体工事費は、建物の大きさ(延床面積)だけでなく、どのような設備や仕様を選ぶかによって、大きく金額が変わってきます。
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キッチン、お風呂、トイレ、洗面化粧台などの住宅設備
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メーカーやグレードによって、数十万円〜数百万円単位で金額が変わります。
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床材、壁材、ドアなどの建材
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自然素材の無垢フローリングや塗り壁は、既製品の建材に比べて高価になる場合があります。
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断熱材やサッシの性能
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高気密・高断熱の家は、初期費用はかかりますが、光熱費を抑えられるため、長い目で見るとお得になることが多いです。
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間取りやデザイン
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スキップフロアや吹き抜け、複雑な屋根の形などは、一般的なプランに比べて工事費用が増える場合があります。
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私たちトミオは、お客様の「こんな暮らしがしたい!」という想いを何よりも大切にしています。
ご予算の中で、何を優先するか、どこにこだわって、どこはシンプルにするか…といったことを、お客様と一緒にじっくり話し合い、費用対効果の高いプランをご提案しています。
Q3. 土地を持っていない場合、どう考えたらいい?
A. 土地代と建物代のバランスを考えることが重要です。
家づくりを検討されている方の中には、まだ土地が決まっていない方も多いと思います。
その場合、土地代も含めた総額で資金計画を立てる必要があります。
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土地探しと資金計画を同時に進める
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土地代に予算を使いすぎて、建物にかけられる費用が少なくなってしまっては本末転倒です。理想の家を建てるために、土地代と建物代の最適なバランスを見つけることが重要です。
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プロと一緒に土地の「価値」を見極める
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土地の価格は、周辺環境や広さ、形状、法規制など、様々な要因で決まります。一見安く見える土地でも、地盤改良工事が必要だったり、解体費用や水道管の引き込み費用がかかったりと、隠れたコストが発生する場合があります。私たちトミオは、お客様が気になっている土地について、建築のプロの視点から「本当にその価格が妥当か」「どんな家が建てられるか」を一緒に確認し、アドバイスをさせていただきます。
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私たちトミオは、不動産会社ではありませんが、お客様の土地探しも精一杯お手伝いさせていただきます。
土地のプロと建築のプロ、両方の視点から最適なアドバイスをすることで、お客様が後悔しない土地選びができるようサポートしています。
Q4. 住宅ローンって、いくら借りられるの?
A. 借りられる金額と、無理なく返せる金額は違います。
住宅ローンの借入可能額は、年収や勤務先、勤続年数などによって決まります。
しかし、銀行が提示する「借りられる金額」が、必ずしも「無理なく返せる金額」とは限りません。
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今の家賃と比べてみる
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毎月の返済額が、今の家賃よりも高くなると、生活を圧迫してしまう可能性があります。
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ライフプランを考える
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お子さんの教育費や車の買い替え、老後の生活費など、将来かかるお金も考慮して、無理のない返済計画を立てることが重要です。
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お客様のライフプランをじっくりお伺いし、将来にわたって無理なく返済できる最適な資金計画を一緒に考え、ご提案します。
「結局、いくら?」に答えるために、私たちができること
家づくりにかかるお金は、お客様一人ひとりのご要望や状況によって、本当に様々です。
だからこそ、「結局、いくら?」というご質問に、明確な金額を最初からお伝えすることはできません。
しかし、私たちは、お客様の「こんな暮らしがしたい!」という想いを形にするために、そして、お客様が「お金の面でも安心して家づくりを楽しんでいただける」ために、以下のことをお約束します。
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最初から総額を明示する: 「坪単価」のような曖昧な金額ではなく、建物本体+付帯工事+諸費用を含めた総額で資金計画をご提案します。
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すべての費用を丁寧に解説する: 「この費用は何のため?」という疑問が残らないよう、一つひとつの費用について、丁寧に分かりやすくご説明します。
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お客様のライフプランに寄り添う: 将来を見据えた、無理のない資金計画を一緒に考えます。
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「お金」の話をオープンにする: 「お金の話はしづらい…」と感じる方も多いと思いますが、私たちはどんなことでもオープンにお話しします。
「家づくりって、お金がかかるから不安…」そう思っている方も、一度私たちトミオにご相談ください。
あなたの「理想の暮らし」と「予算」を両立させるための最適なプランを、プロの視点からご提案します。
家づくりは、人生において最も大きな買い物の一つ。
だからこそ、お金の面でも安心して、そして何よりも「楽しかった!」と思える家づくりを、私たちと一緒に始めましょう!
家づくりや資金計画について、もっと詳しく知りたい方、具体的なご相談がある方は、お気軽にトミオまでお問い合わせください。
皆さんとお会いできるのを心より楽しみにしています!
tomio小山田憲央