家づくりって、人生の中でも一大イベントですよね。
お客様とたくさんお話する中で、「家づくりのプロって、自分の家を建てるとき、どんな家にするんだろう?」というご質問をいただくことがあります。
今回は、そんな素朴な疑問にお答えするため、私自身の家づくりを少しだけご紹介します。
私自身、トミオで家を建ててから17年。
今も子育て真っ最中の3児の父です。反抗期真っただ中の子供たちと、毎日賑やかな生活を送っています。
家づくりのプロが、本当に住みたい家を建てたらどうなるのか?
私たちトミオが大切にしている「家族の成長に寄り添う家」の秘密を、私の家を通してぜひ感じてください。
1. 家族の成長を想像してつくった、可変性のある間取り
家を建てた当時、子どもはまだ長男1人、赤ちゃんでした。
今のように個室は必要ありませんでした。 そこで、私が一番こだわったのは、「将来、家族構成が変わっても柔軟に対応できる間取り」です。
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子ども部屋は「後から」つくる リビングのすぐ隣にスペースを設け、当初は家族みんなで遊んだり、本を読んだりする共有スペースとして使っていました。子どもたちが成長し、2Fに個室が必要になった今は、間仕切り壁を設けてそれぞれの部屋にしています。壁をつくるだけで部屋を分けられるので、無駄な工事もありませんでした。
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リビングを中心に据えた動線 子どもたちが小さかった頃は、リビングにいてもそれぞれの気配を感じられるような、見守りやすい間取りにしました。今では思春期の子どもたちですが、リビングを通らないと個室に行けない動線にしているので、自然と顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが途切れることはありません。
2. 時を重ねるごとに愛着がわく、自然素材
トミオの家づくりでは、自然素材を大切にしています。
私の家でも、無垢の床材を採用しました。
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無垢の床は家族の歴史 子どもたちが走り回ったり、おもちゃを落としたりした床には、小さな傷がたくさんあります。でも、それは決して欠点ではありません。むしろ、家族の思い出が刻まれた「味」だと感じています。傷が増えるほど、家に愛着がわき、かけがえのない宝物になっています。
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時と共に風合いを増す漆喰の壁 漆喰の壁は、塗りたての美しさだけでなく、年月が経つごとに独自の風合いを増していきます。光の当たり方で表情が変わる、そんな自然素材の魅力に、住み始めた頃よりも深く惹かれています。
3. 見えない部分に宿る、確かな安心感
家づくりのプロとして、デザインや間取りはもちろん大切ですが、何よりも譲れなかったのが、安心・安全に暮らせる「家の性能」です。
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夏も冬も快適な高気密・高断熱 真夏でもエアコン一台で家が涼しく、真冬でも暖かさをキープできる高気密・高断熱の性能にこだわりました。これにより、一年を通して家族みんなが快適に過ごせています。
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メンテナンスのしやすさ 長く住む家だからこそ、メンテナンスのしやすさも重要視しました。外壁材や屋根材も、初期費用だけでなく、メンテナンスコストを考えて選びました。
4. 暮らしの変化に寄り添い、進化する家
家は一度建てたら終わりではなく、暮らしと共に進化していくものです。
子どもたちが大きくなった今は、趣味の道具や教科書が増え、当初の収納では足りなくなってきました。
そこで、リビングの壁面に新たに収納棚を造作し、家族みんなで使う物を整理できるよう工夫しました。
また、リモートワークが普及した今では、寝室の一角をワークスペースとして活用しています。
将来、そのスペースは夫婦の趣味の部屋にしたりと、また新たな形に変化していくことでしょう。
最後に
家づくりのプロである私も、お客様と同じように、たくさんの夢と少しの不安を抱えながら、自分の家を建てました。
そして17年経った今も、この家での暮らしを心から楽しんでいます。
それは、流行に流されず、家族の成長に合わせて変化できる家をつくったからだと確信しています。
「家づくりって楽しいね!」
この言葉を、ぜひ皆さんにも感じてほしい。
私自身の経験も踏まえ、あなたの「こんな暮らしがしたい!」という想いを、プロの知識と経験で全力でサポートさせていただきます。
私たちと一緒に、10年後も20年後も「この家が好き!」と言える、あなただけの家づくりを始めませんか?
tomio小山田憲央