今日は、私がお客さまの土地探しをお手伝いしてきた中で
最も多い“土地探しの落とし穴” をお伝えしたいと思います。
それは――
◆失敗例:100点の土地を探し続けてしまうこと
土地探しを始めたばかりの頃は、
「もう少し駅に近ければ…」
「日当たりが完璧じゃない…」
「もっと良いのが出てくる気がする…」
と、つい“100点”を求めてしまいがちです。
ですが、実はこれが 一番の失敗パターン でもあります。
◆100点の土地は、ほぼ存在しません
そして、もし“限りなく100点に近い土地”が出たとしても、
市場に出る前に水面下で売れてしまうのが現実です。
結果として、
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70〜80点の良い土地を見逃す
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何ヶ月、何年と決められない
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相場が上がってしまい、選べる土地が減る
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建売や中古マンションに流れてしまう
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「やっぱり注文住宅にすれば良かった…」と後悔
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売却して住み替えしようとしても、ローンが残り難しい
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結局、リフォームしながら住まざるを得ない
こうした流れ、本当に多いです。
◆もう一つ、すごく大事な話があります
私の長年の経験では、
“ご自身で土地を検索されない方は、土地が決まらない” という傾向があります。
理由はとてもシンプルで、
どんなに私が良い土地をご紹介しても、
相場観がないと、それを『良い土地』と判断できないからです。
高いのか安いのか、
広いのか狭いのか、
条件が良いのか悪いのか。
これを自分なりに理解できないと、
当然ですが“決めきれない状態”が続きます。
◆相場観は、検索するだけで自然に身につきます
難しいことを覚える必要はまったくありません。
まずは週に1〜2回、
スーモやホームズで軽く見てみるだけで大丈夫。
すると自然と、
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このエリアはこの価格帯
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この広さならこのくらい
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日当たりや道路条件で値段が変わる
という“肌感覚”が育っていきます。
相場観のあるお客さまは、良い土地をしっかり掴む。
これは本当に間違いありません。
◆迷った時こそ、ぜひご相談ください
土地探しで大切なのは、
「もっと良い土地があるか?」ではなく、
“この土地で、望む暮らしが叶えられるか?” です。
「この土地どう思います?」
「総額として大丈夫ですか?」
気になる土地のURLを送っていただくだけでOKです。
一緒に冷静に、そして前向きに判断していきましょう。
◆そして最後に
『暮らしは、土地ではなく “選ぶ勇気” から動き出す。』
完璧よりも、あなたらしさを大切に。
70点の土地を、
100点の暮らしに変えるお手伝いこそ、
私のいちばんの喜びです。
あなたの未来のドアが、
今日もひとつ軽やかに開きますように。
わくわくしながら、
そして心を込めて——。
tomio小山田憲央



