秋の深まりとともに、家の中に入る陽の光や、夕暮れ時の空気のやわらかさが、
「これからどんな暮らしをしたいか」を、ふと考えさせてくれる季節です。
家づくりを考えるとき、「どこで建てるか?」という視点は、多くの方が最初に思い浮かべることかもしれません。
ここで言う“どこ”とは、「どこのハウスメーカー?」「どの工務店?」という、パートナーとして選ぶ建築会社のこと。
もちろん、それもとても大切です。
そして最近、私自身が感じているのは、もうひとつ大事な視点があるということ。
それが、「誰と建てるか?」ということです。
🏡“誰と建てるか”を意識すると、家づくりはもっと自分らしくなる
家づくりって、思っている以上に長く、そして深く関わるプロセスです。
間取りや仕様を決める時間だけではなく、
“どんな暮らしをしたいか”を探すところから始まり、完成した後の暮らしまでつながっています。
そんな旅のような時間を、どんな人と歩むか。
それによって、家づくりの楽しさも、安心感も、ずいぶんと変わってくる気がしています。
👥 相性・信頼・安心感
たとえば、あなたの想いや小さなこだわりを、
「なるほど、それってこういう形にもできますよ」と受けとめてくれる人。
「ここは少し予算がかかるけれど、その分○○のメリットがあります」と、
曖昧にせず誠実に説明してくれる人。
「引き渡して終わり」ではなく、暮らしの中で起こることにも寄り添ってくれる人。
そういう存在と出会えたら、きっと家づくりはもっと安心できるものになるはずです。
🌿「どこで」も、「誰と」も、どちらも大切にできたら
「どこの会社で建てるか」と「誰と建てるか」。
どちらかが正解という話ではありません。
どちらも大切にできたら、きっとその家は、自分たちらしい場所になるのだと思います。
実績や価格、工法で選ぶことも大切。
でも、それと同じくらい、“この人たちとなら大丈夫”と思える出会いが、家づくりをより豊かにしてくれる。
私はそう感じています。
💬さいごに
この考え方が、すべての人に当てはまるとは思っていません。
でも、もしもこれから家づくりを始めようとしている方が、
「ちょっと考えてみてもいいかも」と思ってくれたら、
この言葉を書いた意味があるなと思います。
家は建てて終わりではなく、そこから始まるもの。
だからこそ、“どこで”と同じくらい、“誰と”という視点も大切にしてもいいのかもしれません。



