こんにちは。
スマリエ(住まいのソムリエ)家づくりプロデューサーの小山田です。
最近の造作洗面台は、以前と比べると少し傾向が変わってきました。
アイカ工業さんの天板をはじめ、各メーカーからお手入れのしやすい様々なカウンター材が販売されており、トミオでもそうした天板を採用されるオーナー様が増えています。
そこにタイルを壁面のアクセントとして取り入れたり、ミラーや照明との組み合わせを楽しんだり。
そんな洗面空間が現在の主流になっています。
実は、ひと昔前に比べると「天板そのものをタイルで仕上げる洗面台」は少なくなりました。
ただ、お打ち合わせの中で今でも時々、「やっぱりタイルの洗面台が可愛いですよね」というお声をいただくことがあります。
その一方で、「タイルって目地が汚れやすいですよね?」「可愛いけれど、お手入れが大変そうで…」
というご相談をいただくことも少なくありません。
そこで今回は、実際に19年間タイルの天板を使ってきた私自身の話も交えながら、タイルについてお話ししたいと思います。
我が家の洗面台もタイルの天板です
我が家を建てたのは19年前です。
当時は今ほど造作洗面台の選択肢も多くありませんでしたが、洗面台の天板にはタイルを採用しました。
そして19年経った今も、その洗面台を使い続けています。
もちろん新品同様ではありません。年月なりの変化はあります。
それでも、「違う洗面台にしておけば良かった」と思ったことは一度もありません。
むしろ、「やっぱりタイルにして良かったな」と感じています。
「汚れやすい」と聞くけれど
タイルの話になると、必ずと言っていいほど話題になるのが目地の汚れです。
もちろん全く汚れないわけではありません。
ただ、実際に19年使ってきた感覚としては、ネットで言われるほど神経質になる必要はないのではないかと思っています。
キッチンのように油が飛んだり、調味料が付いたりする場所ではありません。
普段の生活の中で、気付いた時にさっと拭く。その程度のお手入れで十分きれいな状態を保てています。
少なくとも私は、目地の汚れが気になって後悔したことはありません。
それでも私がタイルを好きな理由
正直なところ、私がタイルを好きな理由は、お手入れのしやすさでも耐久性でもありません。
単純に、見た目が好きなんです。かわいいんです。
朝、顔を洗う時。歯を磨く時。鏡を見る時。
ふと目に入るタイルを見ると、今でも「やっぱりかわいいな」と思います。
タイルならではの質感。一枚一枚表情の違う素材感。光の当たり方で変わる雰囲気。
既製品にはない魅力があります。
19年使った今でもそう思えるのですから、きっと本当に好きなんだと思います(笑)。
家づくりは「好き」も大切です
家づくりでは、性能や機能性を考えることももちろん大切です。
掃除のしやすさ。耐久性。使い勝手。どれも大切な要素です。
ただ、それだけで選ぶものでもないと思っています。
「この雰囲気が好き」「見ると気分が上がる」「毎日使うのが楽しみになる」そんな気持ちも、家づくりではとても大切です。
実際、今の私が洗面台をつくるとしても、おそらくまたタイルを選ぶと思います。
最後に
「可愛いけれど汚れそうだから」という理由だけでタイルを諦めようとしているのであれば、少しもったいない気がします。
もちろん、お手入れのしやすさや使い勝手も大切です。
でも、家づくりは性能だけで決めるものではありません。
毎日目にする場所だからこそ、「やっぱり好きだな」と思えることも大切だと思っています。
19年使ってきた私からすると、タイルにはそれだけの魅力があります。
家づくりは流行りだけでなく、自分の「好き」を大切にすることも大事です。
ぜひ皆さまも、長く愛せるお気に入りを見つけてください。
スマリエ(住まいのソムリエ)
家づくりプロデューサー
小山田 憲央



