こんにちは。
スマリエ(住まいのソムリエ)の小山田です。
土地探しを始めると、多くの方が最初におっしゃるのが、「やっぱり南向きがいいですよね。」というご希望です。
確かに、南向きの土地にはたくさんの魅力があります。
日当たりが良く、明るいリビングをつくりやすいことから、昔から人気のある土地です。
でも実は、南向きだから良い土地とは限りません。
今日は、土地探しで意外と知られていない「土地それぞれの魅力」についてお話ししたいと思います。
南向きには、南向きのデメリットもあります
南向きの土地は人気がある分、価格も高くなる傾向があります。
また、道路側からリビングやお庭が見えやすく、目隠しフェンスなどの外構費用が必要になるケースもあります。
日当たりは良くても、「人通りが気になる」というお声をいただくことも少なくありません。
北道路だからこそ、できる間取りもあります
一方で、北道路の土地は敬遠されがちです。
ですが、実は設計の工夫次第で、とても暮らしやすい家を建てることができます。
例えば、リビングやお庭を南側いっぱいに配置すれば、道路からの視線を気にせず、プライベートな空間をつくることができます。
さらに、玄関や駐車場を北側にまとめやすいため、敷地を有効に使えるケースもあります。
少し高低差のある土地も、悪いことばかりではありません
「高低差があります。」
と聞くと、不安に感じる方も多いと思います。
もちろん造成工事が必要になるケースもありますが、その一方で、道路から室内が見えにくくなったり、眺望が良くなったりと、高低差があるからこその魅力もあります。
周囲より少し高い位置に建物を計画できれば、開放感のある暮らしにつながることもあります。
大切なのは、「高低差がある」という事実だけで判断しないことです。
旗竿地(敷地延長)は本当にダメ?
こちらもよくご相談いただく土地です。
道路に面している部分が細く、奥に敷地が広がる形状の土地ですが、「使いにくそう」「価値が低そう」というイメージを持たれる方も少なくありません。
しかし、実際には道路から建物が離れるため静かな環境になりやすく、価格も比較的抑えられることが多いというメリットがあります。
土地の形だけを見て候補から外してしまうのは、少しもったいないかもしれません。
大切なのは「土地」ではなく「そこでどんな暮らしができるか」
土地探しでは、「南向き」「角地」「駅近」など、人気の条件に目が向きがちです。
もちろん、それらには魅力があります。
でも、土地にはそれぞれ個性があります。
一見デメリットに思えることが、ご家族によってはメリットになることも少なくありません。
だから私は、土地だけを見て「良い・悪い」を判断するのではなく、「この土地なら、どんな家が建てられるだろう。」という視点で考えることが大切だと思っています。
家づくりは、土地選びから始まる方がほとんどです。
だからこそ、人気ランキングだけで判断するのではなく、ご家族の暮らし方に合った土地を見つけることが、後悔しない家づくりへの第一歩です。
ぜひ皆さまも、「人気の土地」を探すのではなく、「わが家らしい暮らしができる土地」を探してみてください。
スマリエ(住まいのソムリエ)
家づくりプロデューサー
小山田 憲央



