こんにちは。スマリエの小山田です。
11月に入り、少しずつ日が短くなってきました。
夕方になると、お家の照明をつける時間も早くなってきます。
ところで、皆さんはお家の照明について、どのくらい考えたことがありますか?
家づくりのお打ち合わせでは、
「リビングは明るくしたいです」
「おしゃれなペンダントライトをつけたいです」
そんなご希望をいただくことがあります。
もちろん、明るくて素敵なお部屋は魅力的です。
でも、照明って、明るければ明るいほど良いのでしょうか?
実は、ちょっと違うんです。
場所によって、必要な明るさは違います
例えば、キッチン。
食材を切ったり、お料理の仕上がりを確認したりする場所なので、手元がしっかり見える明るさがほしいところです。
一方、夜のリビングではどうでしょう。
食事が終わって、ソファでテレビを見たり、家族でゆっくり過ごしたり。
そんな時間には、部屋全体が昼間のように明るくなくても、心地よく感じることがあります。
ホテルやカフェに入ったとき、「なんだか落ち着くな」と感じた経験はありませんか?
もちろん、インテリアや家具の雰囲気もありますが、照明の使い方も大きく関係しています。
天井から部屋全体を照らすだけでなく、壁や天井をやわらかく照らしたり、テーブルの上に光を集めたり。
必要なところに、必要な明るさをつくる。
そんな考え方も大切だと思います。
照明は、家具と一緒に考えてみる
例えば、ダイニングのペンダントライト。
デザインが気に入って選んだものでも、テーブルの位置と合っていなければ、少し残念なことになります。
ソファの横で本を読むなら、その場所に手元を照らす明かりがあると便利です。
寝室でも、天井の照明だけでなく、ベッドサイドに小さな照明があると、夜の過ごし方が変わるかもしれません。
照明器具だけを選ぶのではなく、そこで何をするのか、どんな家具を置くのか。
そこまで一緒に考えておくと、使いやすさも変わってきます。
そして、明るさを調整できる調光機能も、選択肢のひとつです。
時間帯や過ごし方に合わせて明るさを変えられると、一つの部屋でも違った雰囲気を楽しめます。
夜のお家も、想像してみてください
家づくりでは、どうしても昼間の明るいお家をイメージすることが多いと思います。
でも、実際には夜にお家で過ごす時間もたくさんあります。
仕事から帰ってきたとき。
家族で夕食を楽しむとき。
一日の終わりに、好きな飲み物を片手にくつろぐとき。
そんな時間を、どんな明かりの中で過ごしたいでしょうか。
もちろん、すべてのお部屋を暗くする必要はありません。
明るさが必要な場所はしっかり明るく。そして、落ち着きたい場所には、少しやわらかな光を。
おしゃれな照明を選ぶことも楽しいですが、その明かりの下で過ごす時間まで考えられたら、もっと素敵だと思います。
間取りや家具を考えるときには、ぜひ夜の暮らしも想像してみてください。
お気に入りの明かりがひとつあるだけで、いつもの夜が、少し楽しみになるかもしれません。
スマリエ(住まいのソムリエ)・家づくりプロデューサー
小山田 憲央



