こんにちは。工事部の髙芝です。
先日よりちょこちょこお知らせしている新規事業準備
いよいよ最後のピースが完了しました。。
石綿作業取扱主任者の資格取得です。
一昨年、建築物石綿含有調査者の資格を取得しておりましたが
こちらは石綿を取ったり、持ち出したりする時に必要な資格です。
新規事業には必須の資格なのでスタートに間に合わせるように取りました。
そもそも石綿とは・・・・
このブログを見て下さっている方には是非とも知っておいて頂きたい物質です。
蛇紋石とか角閃石と呼ばれる鉱石を加工した物で
耐火性、変形性、耐久性、耐候性に優れ
高度成長期に多くの部品に使われた物質で
当時は「奇跡の建材」とも言われたぐらいです。
別の言い方では「アスベスト」とも言います。
ただ「綿」という言葉が使われるだけあって
その現物は細かい石のような形状をしており
細かいと言っても目に見えないぐらい(髪の毛より)細く
施工をしていたり撤去をしたりしているうちに
飛散した石綿が体内に入り健康障害に至ります。
さらに厄介なことが、健康障害に至るまでに10年から40年かかり
気付いた時には手遅れになることもあるそうです。
建築部材としては主にこういった場所に使われています。
え?うちの自宅は大丈夫なの?と言われる方も多いかもしれません。
実際、石綿の使用に関する規制が始まったのが1995年
ほぼ使われなくなるようになったのは2006年9月以降となります。
破壊したりしなければ飛散されないので良いのですが
例えば外壁塗装にも含まれているケースがある為
最近はやっている高圧洗浄も注意が必要です。
そして、そういったものが含まれているかどうかを調査するのが
「建築物石綿含有調査者」
含有されている建材を外したりする為の資格が
「石綿取扱作業主任者」
になります。
取得の為にはそれぞれ2日間の講習。
今回共に、富津市の大佐和自動車教習所さんにて取得しました。
自動車教習所??
自動車教習所業界も少子化のせいか大変みたいです。
新規事業でこういった研修を行うようになられていました。
安全大会でも資料作成の参考にしている
中央労働災害防止協会さん発行の資料を用いての講習
最後にはテストもあります。
100万円以上で「破壊」「撤去」「削り」があるリフォーム工事は
必ず石綿調査を行って国に届け出をしなければいけなくなっています。
その為かどの研修機関も予約でいっぱい。都心部は2か月待ちはざらです。
建築材料費が高騰している昨今
中古戸建やリフォームの需要が高まっておりますが上記の調査は必須となると思います。
もし、今相談されている会社さんがいましたら
必ず調査者の資格を持たれているかはご確認くださいね。
工事部 髙芝
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