今年も、ここまで本当にお疲れさまでした。
仕事や家事、育児に追われながら、
「ようやくひと区切りついたな」と
感じている方も多いのではないでしょうか。
この一年の中で、
家づくりについても
「気にはなっていた」
「少しずつ考えてはいた」
そんな方も多かったのではと思います。
年末は、
何かを大きく決断するための時期というより、
これまでを振り返りながら、
これからの方向を整える時間なのかもしれません。
家づくりは、人それぞれのペースがあります
家づくりの進め方に、
「こうしなければいけない」という
決まった正解はありません。
すでにスケジュールが決まっていて、
ここまでに決めたいことがある方もいれば、
これから少しずつ整理していきたい方もいます。
どちらも間違いではありません。
大切なのは、
焦りすぎず、でも立ち止まりすぎないこと。
自分たちの状況に合ったペースで、
一歩ずつ進めていくことだと思っています。
年末は「暮らし」を整える視点で
この時期におすすめしたいのは、
間取りや土地の検討というよりも、
この一年の暮らしを振り返ることです。
・家で過ごす時間は、どうだったか
・「ここは変えたいな」と感じたこと
・意外と心地よかった場所や時間
・来年は、もう少しこう暮らしたいと思ったこと
こうした日常の実感は、
これから家づくりを進めていくうえで、
とても大切な判断材料になります。
検討を進めること=急ぐこと、ではありません
情報を集めたり、
家族で話をしたり、
相談の場に足を運んだり。
それらはすべて、
家づくりを前に進める行動ですが、
決して「急ぐこと」とは同じではありません。
今の段階で、
すべてを決める必要はありませんが、
考え始めること、整理することは、
しっかりと前進です。
来年につながる、静かな準備として
もし、来年に向けて
家づくりを進めていく予定があるなら、
この年末は、
気持ちと暮らしを整える良いタイミングです。
「どんな暮らしが心地よかったか」
「これから、どんな毎日を送りたいか」
その輪郭が少し見えているだけで、
来年の検討は、
ずっとスムーズになります。
最後に
今年も一年、本当にお疲れさまでした。
家づくりは、
勢いだけで進めるものでも、
立ち止まったまま考え続けるものでもありません。
焦らず、
でも歩みは止めずに。
それぞれのペースで、
少しずつ、前に進んでいく。
そのお手伝いができれば、
私たちも嬉しく思います。
どうぞ、穏やかな年末をお過ごしください。
tomio小山田憲央



