12月も半ばを過ぎ、
今年も残りわずかとなってきました。
街の雰囲気や、仕事の区切り、家の中の空気感からも、
「そろそろ年末だな」と感じる方も多いのではないでしょうか。
この時期になると、
家づくりについても
「来年こそは…」
「そろそろ動いた方がいいのかな」
そんな気持ちが、ふと浮かんでくる方もいらっしゃいます。
ただ一方で、
・何から考えればいいのか分からない
・今すぐ決めるほどでもない気がする
・でも、何もしないまま年を越すのも少し気になる
そんな“あいまいな状態”のまま、
時間だけが過ぎていくことも少なくありません。
家づくりは、
「決断」から始めなくても大丈夫です。
土地を決めること、
間取りを決めること、
住宅会社を決めること。
どれも大切ですが、
その前に、もう一段手前の段階があります。
それは、
自分たちの暮らしを、少し整理してみること。
・今の住まいで、心地いいと感じているところ
・逆に、少し不便だなと思っていること
・平日と休日の過ごし方
・家族で過ごす時間の長さや距離感
こうした日常の感覚は、
図面や数字よりも先に、
家づくりの軸になっていきます。
年末は、
何かを大きく決めるには向かない時期かもしれませんが、
「振り返る」には、とても良いタイミングです。
今年一年を振り返りながら、
来年の暮らしを、ぼんやりと思い描く。
それだけでも、
家づくりは、ちゃんと前に進み始めています。
焦らなくても大丈夫です。
でも、何も考えずに立ち止まる必要もありません。
年末に向けて、
少しだけ、家づくりの考え方を整えてみる。
そんな時間の使い方も、
悪くないのではないでしょうか。
次回、年末の締めのブログでは、
もう少し踏み込んで、
「年末だからこそおすすめしたい、暮らしの振り返り」について
お話ししてみたいと思います。
tomio小山田憲央
