いつの間にかでしたけど、多くの感動をもらって日本に帰って来ました。
カンボジア・・・
一言、「すごい贈呈式でした!」
プノンペンから車で約二時間、ピーツーヌー小学校は幹線道路からちょっと入った集落の間にありました。
学校の近くまで行くと、車の前の席に座ったメンバーから「うわー、すごい人数が旗振ってるよ!」って、みんないっせいに前を見ると、とんでもない数の小学生達が旗を振ってるんです。
これには、慣れているはずのJHPのスタッフもびっくり。
そんな熱烈なお出迎えから、贈呈式は始まったんです。
到着して日本人のスタッフが車からでると、子供達がゾロゾロ、どこに行くのもゾロゾロって200人以上の子供達に囲まれちゃったんです。
そして式典が始まってからはもっとびっくり。
会場には1000人近い子供、近所の住民達が集まってくれてたんです。
式はゆったりとした中でも、厳かに始まり州の副知事の話や文部科学省のナンバー2の方の話、JHPの理事さんの話と進み、我がグレートビルダーズの代表としてタケシバ建設の芝尾会長がしっかりと私たちの思いのこもったスピーチをしていただきました。
カンボジアでは、「長くスピーチをする方が徳があると思われている」とJHPのスタッフから脅かされてたんですけど、ほとんどが25分くらいのお話でした。
全部で二時間を超える贈呈式だったんですけど、びっくりしたのがカンボジアの生徒さんたちの態度。
しっかりと無駄なおしゃべりもしないで聞いてくれたんです。 (これには日本の小学校の乱れをしっている自分達から見るとかなり驚きでした。)
その後、教育大臣からの感謝状をそれぞれの会社がいただき、勲章もいただきました。
軽い気持ちで参加した贈呈式でしたが、本当に厳かで大歓迎でその時はじめて「すごいことをしたんだなぁ」と実感してしまったんです。
式典後は、教室に戻って生と一人一人にノートや鉛筆の手渡し、そして学校にはたくさんのサッカーボールや縄跳び、万華鏡やパズルなどそれぞれのメンバーがいろんなものを持ってきていて校長先生に寄贈をさせていただきました。
集まってきて、目をきらきらさせて見守っている子供たちがとってもまぶしかったです。
そして、みんなで「グレートビルダーズ小学校 ”絆”」と名づけられた建物の前で記念写真を取った時、一つの名前を残せた事に胸がいっぱいになりました。
二年前に、ガンで余命3ヶ月の体で学校を寄付された「昭男さんの昭男記念小学校」の開校式で奥さんが話してくれた、「主人は亡くなったけど主人の名前の学校がたくさんの子供たちのためになっていることを誇りに思います。」と言われた言葉がよみがえっていたんです。
人はいつか亡くなるんですけど、学校は生き続けるんですもんね。
それから、今回はトイレも一緒に作っていただきました。 雨水を利用した水洗トイレでもあるんですよ。
カンボジアではまだまだ衛生面が乏しく、食事の前に手を洗う習慣も歯を磨く習慣もありません。
みんなできれいにする事が、衛生面への意識付けになるんですって。 大事ですね。
滞在はとっても短かったんですけど、子供たちのうれしそうな顔とたくましさ、生きていく元気をもらいました。
お金より大切なもの、見つけたような気がします。
(つづく・・・・)
歓迎後の地元のごちそうでのおもてなし、ちゃんとありんこのスープも飲んできましたよ。
10月20日(水) 大澤成行