こんにちは。工事部の髙芝です。
2月も後半となり、急に暖かくなりました。
寒暖差がはっきりわかる今日この頃、温度にはとても敏感になります。
(そして花粉も・・・・)
温度といえば、「断熱等級」という言葉、皆さん聞いたことはありますか?
最近TVでも、光熱費高騰対策で断熱対策について取り上げられることが多くなってきていますが
「お家がどれぐらいの断熱性能があるか?」を
公的に示したものが断熱等級というものになります。
2022年4月までは「等級4」が最高ランクでしたが
先日ご紹介した法改正によって
今現在は等級7までできています。
そんな中、今日は建材メーカーさんのお誘いで、栃木県まで車を走らせました。
栃木の高断熱性能で有名なS工務店さん施工の現場見学会です。
断熱等級7仕様の建物の作りをご紹介いただきました。
断熱等級は
「建物内部の熱が、単位時間あたりでどれぐらい外に逃げないかどうか」が判断基準です。
(夏は空調なしでどれぐらいすずしくいれるか、冬は暖房なしでどれぐらい暖かく保てるか)
建築地域によって計算方法が若干変わります。
右上のところ、基礎が出っ張っています。
基礎断熱を内側に施工しているということですね。
全館空調システムの一部。
サッシより外壁が出ているのがわかります。
普通は外壁と同じ面高さになりるのですが、
外壁内部の断熱材が分厚い証拠ですね。
断熱性能を上げる為の方法は大きく2つ。
断熱材の性能を上げる事
サッシの性能を上げる事
断熱材は密度と厚みがあるほど上がります。
ただ、その分建物の作り方が複雑化し制約事項が増えます。
サッシの性能はガラスや商品を変えれば簡単に上げられます。
ただ、その分コストは格段に上がっていきます。
断熱性能を上げることは
光熱費を抑えることにつながるのでもちろんいい事なのですが
コストパフォーマンスであったり、雨対策であったりと
その地域性に合って、その人の住み方に合わせた性能にしなければ
オーバースペックになりかねません。
なにより間取りに制約が出てしますと
トミオの理念「私らしい家づくり」に我慢が生じてしまいます。
しかし、時代はSDGsであったり省エネであったり
環境配慮できずして企業成長はできない時代になりつつあります。
(現に、断熱性能に対する補助金もあったりします)
幸い、千葉は海に囲まれ気候には恵まれている地域ですので
そこまでハイスペックにする必要ないかとは思いますが
環境に配慮しながら、お客様が求める理想の家づくりをお手伝いできるよう
トミオもよりレベルを上げられればと思いました。
工事部 髙芝
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