こんにちは。工事部の髙芝です。
やっと暖かくなってきました。
日も長くなり空気の香りも変わり
少しずつ夏が近づいてきているのを感じています。
そんな折
プレカット業者の大三商行さんにてトラス構造見学会があるということで
設計課のスタッフを連れて東金の工場に伺わせて頂きました。
(前回の訪問時の話はコチラ。もう半年前の話でしたね・・)
トラスとは・・・
三角形を作ることで力の伝わり方を分散させ
長い距離をトラス組で作ることで柱をなくすことが出来る工法です。
鉄骨造等ではよく見る工法で
最近では木造でも大型店舗などでも用いられています。
ただ、木材自体が特注になることが多く
コスト高になるイメージが強かったのですが
今回、大三商行さんでは住宅用規格材料でのトラス工法を開発され
ある程度の大空間であれば低コストでできるようになりました。
工場内に模型組をされていました。
このトラスで16メーター(総重量400kg)
小規模タイプだとこちら
これは6mぐらいですが
「登り梁(のぼりはり)」という斜め形状の木材を用いたパターンです。
住宅規模であればこれで十分な感じでした。
こちらは倉庫に用いた実例です。
実際に見学させて頂きました。
200坪ぐらいだったと思いますが
全て壁で支え、太い特殊な柱などは一切ありません。
そして木造で作る事の一番のメリットがコチラ
基礎が小さい。。
これはケチっているわけとかではなく
木造は軽いので、基礎形状がこのサイズで済んでしまいます。
また、地盤杭の計算も有利になるので、杭工事のコストも抑えられるというメリットが。
施工の品質管理は、RC、S造と同じようなレベルが必要ですが
トミオでも十分対応できることを確認しました。
今回は倉庫の事例ではありましたが
住宅での応用も十分ききますので
店舗兼用であったり、倉庫であったりを検討される場合は
是非トミオ設計課までご相談ください。
トミオ 髙芝
※前回のブログはコチラ